ダイヤモンドの価値基準
ダイヤモンドの価値基準について
ダイヤモンドの全体的な形のバランスと、研磨の仕上げの状態 。カットが一番輝きに影響します。
Good以上が使用され、カットが悪いとダイヤモンドは輝きません。
【ハート&キューピッド(H&C)】
カットグレードとしては5段階ですが、最高のカットグレードであるエクセレントカットの中でも、特にプロポーション(全体のバランス)とシンメトリー(対称性)の優れたダイヤモンドのみに現れる8個のハート模様と8本の矢をハートを射抜くキューピッドの矢になぞらえてハート&キューピットと呼ばれています。
【トリプルエクセレント(3EX)】
ハート&キューピッドが観察され、
1. プロポーション(全体のバランス)
2. ポリッシュ(研磨の良し悪し)
3. シンメトリー(対称性)
の3項目全てがエクセレント評価の3EX・H&C(トリプルエクセレント・ハート&キューピッド)というカット評価では現在最高級のカットです。
ダイヤモンドには完全な無色から薄い黄色まで自然の色があります。
ダイヤモンドのDから始まり、DEFGHとなるにつれて、黄色味を帯びてきます。
一般にHカラーまでがよく使用されます。
ダイヤモンドの重量はカラット(略字ではct)で表示され、1カラット(ct)=0.2gです。
よく「大きさ」と思われていますが、正確には「重さ」です。ただ、ダイヤモンド同士ならば比重が同じなので、「大きさ」と考えても大丈夫でしょう。でも、ダイヤモンドとルビーなど違う石同士だと比重が異なりますので、同じ1ctでも大きさは違ってきます。
ダイヤモンドが生成時にできる、キズのことです。SI1までは、肉眼でほとんど見えません。
婚約指輪でSI1、ファッションリングでSI2までがよく使用されます。
Gladが御客様だけに伝える4C以外の重要ポイントは「蛍光性」。
ダイヤモンドの価値基準の4Cの中にはありません。
ダイヤモンドの蛍光性はその程度によって、
None(無し)、Faint(弱い)、Medium(中)、Strong(鮮やか)、Very Strong(かなり鮮やか)
にわけられます。
ダイヤモンドの蛍光性は、ナチュラル(天然)の証であり、蛍光性と品質は全く関係がありませんが、カラーとクラリティのグレードに影響を及ぼすものは、 鑑定時に相応のグレードまで落とされます。
また、Strongから極端に相場価格が下がります。
同じグレードやカラットのダイヤモンドがあった場合、蛍光性の無いダイヤモンドを選びましょう。